【産後の腱鞘炎】ママのお悩み⑤
出産後に赤ちゃんの抱っこや授乳をしていると、手首が痛くなる…そんな経験ありませんか?
慣れない中での長時間の抱っこや授乳はママの手首に大きな負担をかかり、【腱鞘炎】を引き起こします。
しっかりと原因を知り、対策を行うことで快適に育児を行えるようになりますので、手首の痛みでお悩みのママはぜひこの先をお読みください。
産後の腱鞘炎の原因
①頻繁な授乳や長時間の抱っこ
新生児は2〜3時間おきに授乳が必要です。
その都度、抱き上げたり下ろしたりを繰り返すことで手首を酷使して痛みが現れます。
また、寝かしつけなどで長時間、抱っこすることもやはり手首に大きな負担をかけることになるので【腱鞘炎】を引き起こして、手首の痛みの原因となります。
抱っこでの腱鞘炎は、育児に慣れていない【1人目の赤ちゃん】を育児中のママに比較的多くみられます。
②産後のホルモンバランス
産後の腱鞘炎には、妊娠・出産による【女性ホルモン】の変化も原因であると言われています。
特に【プロゲステロン】の増加と【エストロゲン】といわれるホルモンの分泌が減少することで起こるといわれています。
※プロゲステロン・・・腱の通り道である<腱鞘>を収縮させる。
※エストロゲン・・・炎症を抑える作用→減少するとカラダに炎症が起こりやすくなる。
産後の腱鞘炎の対策
①安静にする
「できるならやってるわ!」
という声が聞こえてきそうですが、腱鞘炎の1番の原因は【使いすぎ】です。
なので、腱鞘炎の1番の対策はできるだけ【使わない】ようにすることです。
授乳の時に、手首の下にタオルやクッションを入れて手首に力が入らないようにしたり、自宅でも抱っこ紐を使うようにすることもいいと思います。
夜間の添い乳も手首の負担を減らす1つの方法です。
②抱っこ時の手の平の向きを変える
抱っこになれない間は、どうしても手に力を入れて、赤ちゃんのお尻や首、頭を掴むように抱っこしてしまいがち。
この抱き方が、手首の負担を増加させて腱鞘炎を引き起こす原因となります。
抱っこをする時に、手の平を下に向けて腕で輪っかを作り、その間に赤ちゃんのお尻を入れると手首の負担を減らして抱っこができるようになります。
③マッサージやストレッチで筋肉や関節をほぐす
負担がかかって硬くなった筋肉や関節をケアして、柔らかくしてあげることで短期間で痛みが取れやすくなります。
特に親指の付け根や手の平、手の甲のマッサージをすることで手首が動きやすくなって抱っこ等の負担が減ります。
前腕(肘から先)のストレッチも効果的です。
最後に
手首が痛いままだと、十分に抱っこをしてあげられなくて、ママも赤ちゃんもストレスが溜まります。
しかし、痛みをガマンして無理をしてしまうと抱っこだけでなく、他の育児作業や日常生活のまで影響が出てしまいます。
快適に楽しく育児を行うことが1番ですので、無理をせず、「おかしいな・・・」と思ったら自宅でのケアをしてみたり、近くの産前産後ケアをしている整体院や病院に相談してください。
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