【むずむず脚症候群】ママのお悩みシリーズ②
むずむず脚症候群とは?
正式名称は【レストレスレッグ症候群(RLS)】といわれる、睡眠関連運動障害の一種です。
<足がムズムズする不快感>のために、不眠などの睡眠障害が起こります。
不快感の表現として、「足がムズムズする」「足元を虫がはっている」という表現をされる方が多いです。
こういった症状は、夕方から夜間にかけて起こることが多いので、寝つきが悪くなったり睡眠中に目が覚めてしまったりするために、日中の育児や家事、仕事などに大きな影響を与えます。
症状がひどくなると、不眠や睡眠障害から心身のストレスが増大し、うつ病などを引き起こす可能性があります。
むずむず脚症候群の原因は?
むずむず脚症候群は原因によって次の2つに分けられます。
①特発性(原因が不明)
②続発性(持病や妊娠等原因が特定できる)
特発性は、家族歴などの遺伝の関係が示唆されています。
続発性の場合は、妊娠や生理による鉄分不足やドパミンという神経伝達物質の異常が原因と言われています。
またストレスや運動不足などもむずむず脚症候群の症状を引き起こす要因の一つになります。
また男性に比べて女性の方が1・5倍から2倍多いといわれています。
むずむず脚症候群の治療は何をするの?
妊娠中や生理中に症状が現れる場合は、鉄欠乏などの基礎疾患が隠れている場合が多いので、サプリ等による鉄分の補充などを行います。
またカフェインやアルコールなどでも症状が悪化することもありますので、生活習慣や食事内容の改善も重要になります。
適度な運動や入浴等による血流改善も症状を軽減させると言われているので、時間を見つけてのウォーキングやランニング、マッサージや整体なども効果的です。
むずむず脚症候群は線維筋痛症・関節リウマチ・糖尿病などの疾病との関連もあると言われていますので長期間続いたりする場合は、しっかりと医療機関にて検査を受けてください。
妊娠中や産後の女性に起こりやすい【むずむず脚症候群】は、適切な治療や日常生活の改善、食事内容の変更などで症状が軽快していきます。
不眠や不調を引き起こすことが妊娠・育児期間中には1番よくないことですので、症状のある方はガマンせずに産婦人科の先生や助産師さん、整体院へ相談してくださいね!
快適で元気なマタニティ育児ライフを過ごしましょう!