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妊娠中の尾骨痛はなぜ起こる?座ると痛い原因と対処法

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妊娠してから、椅子に座ると尾てい骨が痛い、立ち上がる瞬間にお尻の中央がズキッとする、長く座っていると痛みが強くなる。

このような「妊娠中の尾骨痛」に悩む方がいます。

尾骨は背骨の一番下にある小さな骨で、一般には「尾てい骨」と呼ばれています。妊娠中の尾骨痛には、お腹が大きくなることによる重心や座り姿勢の変化、長時間の座位、骨盤周辺への負担などが関係する場合があります。

ただし、尾骨付近が痛むという情報だけで原因を特定することはできません。痛みが強い場合や、日常生活に支障が出ている場合は、妊婦健診を待たずにかかりつけの産科へ相談しましょう。

妊娠中に尾骨が痛くなる主な理由

1.お腹が大きくなり姿勢が変わる

妊娠が進んでお腹が大きくなると、身体の重心が変わります。

立っているときは腰を反らせやすくなり、座っているときは背中を丸めて骨盤を後ろへ倒した姿勢になりやすくなります。

骨盤が後ろへ倒れた状態で長く座ると、尾骨周辺が座面へ近づき、同じ場所へ圧力が集中することがあります。

「正しい姿勢を保たなければ」と身体へ力を入れ続ける必要はありません。痛みが少なく、呼吸しやすい姿勢を選びながら、同じ姿勢を長く続けないことが大切です。

2.座っている時間が長い

デスクワーク、車の運転、体調不良による安静などで座る時間が長くなると、尾骨周辺へ繰り返し負担が加わります。

硬い椅子だけでなく、柔らかすぎるソファでも身体が沈み込み、骨盤が後ろへ倒れて痛みが強くなる場合があります。

座面の硬さだけでなく、座っている時間、足の位置、背もたれの使い方、左右どちらかへ傾いていないかも確認しましょう。

3.骨盤周辺の負担が変化する

妊娠中は、身体が出産に向けて変化し、骨盤周辺の関節や筋肉にかかる負担も変わります。

妊娠中の痛みには、姿勢や身体の使い方、過去の腰痛、仕事や家事で繰り返す動作など、複数の要素が関係する可能性があります。

「骨盤がゆるんだから」「骨盤がゆがんだから」と一つの原因だけで判断せず、どの姿勢や動作で痛みが増えるのかを確認することが重要です。

尾骨痛と骨盤帯痛はどう違う?

尾骨痛では、背骨の一番下からお尻の割れ目の上付近に痛みを感じる傾向があります。

特に、硬い椅子へ座る、長時間座る、座った状態から立ち上がる、後ろへ寄りかかるといった場面で痛みが目立つことがあります。

一方、妊娠に関連した骨盤帯痛では、尾骨周辺だけでなく、腰、お尻、恥骨、股関節、鼠径部、太ももなどに痛みが現れる場合があります。

歩行、階段、片脚立ち、寝返り、車の乗り降りなどで痛みが増すこともあります。

尾骨痛と骨盤帯痛が同時に起こる可能性もあるため、自分で明確に区別できるとは限りません。歩くことや寝返りが難しいほど痛む場合は、産科へ相談してください。

坐骨神経痛とはどう違う?

坐骨神経痛では、お尻から太ももの後ろ、ふくらはぎ、足先にかけて痛みやしびれが広がることがあります。

尾骨周辺だけに限られた痛みとは、症状の現れ方が異なります。

ただし、お尻の中央付近が痛む場合でも、腰や神経への負担が関係している可能性があります。

脚のしびれ、感覚の鈍さ、力の入りにくさを伴う場合は、尾骨痛と決めつけず、産科へ相談し、必要に応じて整形外科で確認してもらいましょう。

自宅で負担を減らす4つの工夫

1.同じ姿勢を続けない

長く座ったあとに痛みが増える方は、無理のない範囲でこまめに姿勢を変えましょう。

痛みが強くなってから立つのではなく、短い間隔で一度立ち上がる、数歩歩く、背もたれの角度を変えるなどの工夫をします。

立ち続けることでも身体に負担がかかる場合があります。座る、立つ、休むを体調に合わせて切り替えましょう。

2.尾骨を圧迫しにくい座り方を選ぶ

椅子へ座るときは、両足を床または足台へ置き、左右のお尻へ体重を分散します。

片側へ傾く姿勢や、浅く座って背中を丸める姿勢を長く続けないようにしましょう。

背もたれやクッションを利用して、痛みが少ない位置を探す方法もあります。尾骨部分へ直接圧力がかかりにくいクッションが役立つ場合もあります。

ただし、クッションを使って身体が不安定になったり、痛みが強くなったりする場合は使用を中止してください。

3.寝る姿勢を調整する

横向きで休むときは、膝の間にクッションを挟むと、腰や骨盤周辺の負担を減らしやすくなります。

お腹の下にも薄いクッションを入れ、無理なく呼吸できる姿勢を選びましょう。

寝返りをするときは、上半身だけを先にひねらず、両膝を大きく離さないようにして身体全体をまとめて動かします。

決まった寝方を我慢して続けるのではなく、そのときに楽だと感じる姿勢を選んでください。

4.痛みを我慢して運動しない

妊娠中も体調に応じて身体を動かすことは大切ですが、痛みを我慢してストレッチや運動を続ける必要はありません。

痛む部分を強く伸ばす、深くしゃがむ、痛みが増える動作を繰り返すといった方法は避けましょう。

妊娠の経過や医師からの指示によって、運動できる範囲は異なります。新しい運動を始める場合や、運動中に症状が出る場合は、かかりつけ医へ相談してください。

産科へ相談したほうがよい症状

次のような症状がある場合は、整体やセルフケアだけで様子を見ず、かかりつけの産科へ相談してください。

・転倒や尻もちのあとから強く痛む

・痛みが強く、座ることや歩くことが難しい

・休んでも痛みが悪化している

・性器出血や破水を思わせる症状がある

・お腹の強い痛みや規則的な張りを伴う

・発熱、悪寒、強い体調不良がある

・脚のしびれや力の入りにくさがある

・排尿や排便の感覚に変化がある

両脚の強いしびれや脱力、股の間の感覚低下、尿や便を出しにくい、または漏らしてしまうなどの変化は、早急な医療評価が必要になる場合があります。

市販の鎮痛薬や湿布を使用したい場合も、妊娠中であることを伝えて医師または薬剤師へ相談しましょう。

大阪市西区のdoodleでできるサポート

大阪市西区新町の産前産後骨盤矯正・ダイエット専門院doodleでは、尾骨の骨折や神経の病気、妊娠に関する異常を診断・治療することはできません。

医療機関で緊急性がないことを確認したうえで、座り姿勢、立ち上がり方、骨盤や股関節の動き、足裏への体重のかかり方などを確認します。

また、仕事で座っている時間、使っている椅子、寝返りや日常動作で痛む場面を伺い、尾骨周辺へ負担が集中している動作を一緒に整理します。

妊娠中の施術をご希望の場合は、事前にかかりつけ医へ相談してください。妊娠経過に関する医師の指示がある場合は、その内容を優先します。

妊娠中の尾骨痛を一人で我慢しないでください

妊娠中の尾骨痛には、重心や座り姿勢の変化、長時間の座位、骨盤周辺への負担などが関係する可能性があります。

同じ姿勢を避ける、座り方やクッションを調整する、横向きで膝の間を支えるなど、痛みを悪化させない範囲で日常生活を見直してみましょう。

一方で、尾骨周辺の痛みには、骨盤帯痛、腰や神経からの症状、転倒による外傷などが含まれる場合があります。

痛む場所だけで自己判断せず、症状が続く場合や日常生活に支障がある場合は、かかりつけの産科へ相談することが大切です。